Opsware、iConclude の買収で IT 自動化ソフトウェアを強化
Opsware (NASDAQ:OPSW) は6日、データセンター自動化ソフトウェア製品の強化を狙い、パートナーの iConclude を買収することを明らかにした。買収価格は現金と株式合わせて4000万ドル以上という。
株式非公開企業の iConclude は、IT プロセス自動化ソフトウェア『OpsForce』を手がけている。このソフトウェアは、データセンターの運営に必要な日々のタスクを管理するものだ。
そうした日常プロセスを自動化し (ランブック自動化とも呼ばれる)、コンピュータシステムで生じる変化にリソースを正しく適用させれば、IT 管理者に求められる余分な手動作業の多くを取り除くことができる。
iConclude の OpsForce を使えば、メーカーの異なる IT 管理システムから、チケット発行、資産管理、ソース管理、モニタリング、業務などのソフトウェアを組み合わせて使うことができる。OpsForce には数百種類のプロセス テンプレートが搭載されており、BMC Software の『Remedy』、Hewlett-Packard (HP) の『OpenView』、IBM の『Tivoli』といったインフラ管理システムと統合可能だ。
Opsware の CEO である Ben Horowitz 氏は6日の電話会見で、他の主要管理システムとの統合は、ソフトウェアの動作に合わせて顧客がプロセスを変更または置換する必要がないという点で、重要な要素になると述べた。
Horowitz 氏は IBM (NYSE:IBM)、CA (NYSE:CA)、HP (NYSE:HPQ)、BMC (NYSE:BMC) といった大手メーカーの管理ソフトウェアについて触れ、次のように述べた。「たいていの競合システムとは異なり、当社のソフトウェアは顧客に業務形態の変更を強いることはなく、現在使っているいかなるツールも変更する必要がない」