日本 HP、データベース向け UNIX 対応高信頼ブレードサーバー
日本 HP は13日、「HP Integrity サーバー」のエントリモデルとなる、UNIX 対応の高信頼ブレードサーバー「HP Integrity BL860c」を販売開始した。4月1日より出荷開始する。x86 ブレードサーバーを含めた異種混合環境での統合が可能で、データベースの運用に適している。
BL860c はデュアルコア インテル Itanium 2プロセッサを最大2個搭載でき、HP-UX、Linux、Windows をサポートする。ただし、Windows は2007年下半期からサポート開始の予定だ。BL860c は、HP BladeSystem c-Class の筐体に最大8枚搭載でき、x86 プロセッサ搭載の ProLiant ブレードと同一筐体内に混在が可能で、異なるシステム環境のブレードサーバーを統合できる。
また、エントリモデルながら、ミッションクリティカルなシステムとして使え、Oracle などのデータベースを使っている顧客企業向けとなっている。
メモリには HP が特許を取得している「ダブルチップスペアリング」を採用。DRAM チップを2個搭載しているため、1つめのメモリが故障しても予備チップが2つある状態で、あわててメモリを交換する必要がない。定期的なメンテナンス時のメモリ交換で対応可能。
そのほか、HP zx2 チップセットや、プロセッサ、メモリ、I/O と連携したエラープロテクション機能、および伝送されるデータを常に監視し、エラー訂正する機能を装備する。万が一、PCI バスに訂正不能なエラーが発生した場合には、その PCI バスを動的に切り離し、影響を最小にとどめられる。