アットネットホームなど、バーチャル動物園で動物園の入園者数が3倍に増加
CATV 局向け ISP のアットネットホーム株式会社(@NetHome)、長野県須坂市、須高ケーブルテレビ株式会社は15日、共同で運営するバーチャル動物園「デジタルアニマルパーク」の配信開始後、2年間で須坂市動物園の年間入園者数が約3倍に増加した、と発表した。また、デジタルアニマルパークは20日にリニューアルオープンする。
デジタルアニマルパークは、2005年3月に3者が協業で開始したもの。須坂市動物園に暮らす動物たちの様子をライブ動画カメラで24時間配信する。全国の@NetHome コンテンツ配信ケーブルテレビ局のインターネット加入世帯は無料で視聴できる。
デジタルアニマルパーク開始後、須坂市動物園の年間入園者数は、2004年度の7万4,266人から2006年度には21万7,502人へと約3倍に増加したという。
リニューアルオープンでは、ライブカメラを現在の17台から22台に増設し、動物の種類を12種類から16種類に増やす。より多彩な表情や動きを観察するため、暗視カメラや音声付きカメラも増設される。また、ショット撮影機能を付加し、視聴者の PC 上において静止画を撮影し、閲覧できるようになる。
また、須坂市動物園オフィシャルコミュニティ「きょうのハッチ(仮称)」を開始し、飼育員が動物園の最新情報を更新する。
そのほか、動物園への募金を開始。デジタルアニマルパークオリジナル壁紙を販売し、売上の一部を須坂市に寄付する。
なお、4月からは須坂市のホームページでもライブカメラの一部の映像を見ることができるという。