ドコモ、ケータイマーケティング ASP サービスを4月1日に提供開始
NTT ドコモは、2007年3月5日、小売・サービス業をはじめとした顧客サービスを提供する企業や自治体向けに、3キャリア対応のケータイマーケティング ASP サービス「モバイルアベニュー(MobileAvenue)」の提供を、2007年4月1日に開始すると発表した。
モバイルアベニューは、企業に対して、ドコモがケータイマーケティングツール、システムの運用、効果測定までをワンストップで提供するサービス。
ドコモがケータイマーケティングに必要なプラットフォームを構築し、ASP 型でトータルコーディネイトサービスを提供することから、企業側で専用のシステムを構築する必要がなく、導入期間の短縮、初期費用・運用コストの削減を図ることができる。
「ケータイマーケティングアプリサービス」では、「基本メニュー」として、会員の登録・修正・削除および会員登録情報の検索・確認、オリジナル携帯サイトの作成・トピックス情報の掲載、属性に合わせたメールマガジンなどの会員向けメール配信、アンケートの実施・集計、クーポンなどの販促情報の配信、懸賞の募集・抽選や当選者へのメール送信を提供する。
順次提供予定の「オプションメニュー」では、イベントなどのチケット発行、顧客へのポイント付与、管理、おサイフケータイや QR コードなどの会員証の発行、受付 などが提供される。
回線やサーバーなどの設備環境、およびメンテナンスやセキュリティ対策などのシステムに係わる運用をすべてドコモが提供するほか、サイトのアクセス状況やコンテンツ集計など、顧客分析に必要なデータを集計/報告、サイト活用にあたってのアドバイスやコンサルティングなどのサポートも行われる。
メニュープランは、回線やサーバーなどの設備を他の利用者と共用する「シェアリングプラン」、回線が共有でサーバーが占有の「ハイブリットプラン」、回線・サーバー環境など、すべてのシステム環境を提供する「プライベートプラン」の3つを用意。
シェアリングプランの提供価格は、初期費用が31万5,000円(総額)から、運用費用が月額37万8,000円(総額)から。登録会員上限数は3万人。「ハイブリッドプラン」、「プライベートプラン」は個別の見積りとなる。
申し込みの受付は、ドコモ法人営業担当者、およびドコモホームページに開設している法人向け Web サイト「ビジネスオンライン」で行われる。