Panda、企業内 PC の自動マルウェア監査サービス「Malware Radar」
スペインのウイルス対策ソフトウェア会社 Panda Software は16日、企業内 PC のマルウェア感染・潜伏状況を調査する自動監査サービス「Malware Radar」を発表した。
Malware Radar は従来からインストールされている保護をすり抜けて侵入したマルウェアを探し出し除去する Web ベースのオンデマンド型サービスで、既存のアンチマルウェアソリューションを補完するもの。
Panda Research によって開発され、“collective intelligence”アプローチによって、通常のアンチマルウェアソリューションと比較して高い検出率を実現する。
Malware Radar はネットワークデータセンターに収容され、当初はサーバー約100台で開始する。センターシステムは、Panda のユーザーをはじめとするコミュニティから、プログラムの振る舞いのパターン、ファイルのトレース、新種のマルウェアの実例などのデータを収集・保存する。
システムはコミュニティから収集したデータと PandaLabs が保有する膨大なマルウェアのナレッジベースとの相関分析を行い、コミュニティから受け取った新しいファイルに対して自動的にマルウェアか否かを答申する。
こうして獲得されたナレッジは Web サービスや定義ファイルの更新を通して提供される。