2007年2月23日金曜日

丸紅、ブラジルにバイオディーゼル燃料生産販売会社を設立

丸紅、ブラジルにバイオディーゼル燃料生産販売会社を設立

ブラジルでバイオディーゼル燃料生産販売会社を設立 丸紅株式会社(以下「丸紅」)は、石化燃料の高騰や環境保護の観点から、ヨーロッパやブラジルを始めとし世界的に需要増加が期待されるバイオディーゼル燃料の生産拠点確保、並びにアジアを中心に需要増加が見込まれる大豆粕の供給確保を目的に、大手穀物商であるアグレンコ・グループと合弁でアグレンコ・バイオエナジー社(Agrenco Bio-Energia Ltda.以下「バイオエナジー社」)をブラジルに設立いたします。丸紅の出資金額は40百万ドル(出資比率33.3%)で、合弁契約は今月中に締結の予定です。 バイオエナジー社はブラジルのマト・グロッソ(MT)州、マト・グロッソ・ド・スル(MS)州、パラナ(PR)州の3州にバイオディーゼル燃料生産3工場、大豆搾油2工場の建設を予定しており、MT州、MS州は搾油工場で生産された大豆油を原料にバイオディーゼル燃料を一貫生産します。PR州は既存の搾油工場に隣接する形でバイオディーゼル燃料工場を建設し、それぞれ2008年初めからの生産・販売を目指しております。現在、計画している生産能力はバイオディーゼル燃料40万トン、大豆粕100万トンであり、09年度の売上は10億レアル(4.8億ドル)を目指します。 バイオディーゼル燃料はヨーロッパでの需要増に加え、ブラジルでは2008年より軽油への2%の混合義務化が決っており、安定した需要が見込めること、またアグレンコ・グループの大豆集荷力を活用し、原料である大豆を優位確保できることから、丸紅としては事業性も確実であると判断しています。以 上