2007年2月25日日曜日

4人に3人は携帯電話をケータイショップで購入~買い物に関する調査

4人に3人は携帯電話をケータイショップで購入~買い物に関する調査


デジタル製品などをどこで購入しているだろうか。ネットショッピングも流行しているが、実物を触って試すことができるリアルショッピングは、まだまだショッピングの主役だ。今回は、ユーザーの買い物をする場所に関して調査した。
インターネットコム株式会社と株式会社クロス・マーケティングは、「買い物に関する調査」を行い、デジタル製品がどのような場所で購入されているのかを探った。
調査対象は、10代~50代の携帯電話ユーザー300人。男女比は男性50.0%、女性50.0%、年齢別は、10代20.0%、20代20.0%、30代20.0%、40代20.0%、50代20.0%。
今回の調査では、まず所有している機器や購入経験のあるサプライ製品などを尋ね、その製品をどこで購入したのかを尋ねた。
まずパソコンを見てみよう。パソコンを所有している290人に「あなたがご自宅で使用しているパソコンはどこで購入しましたか」との質問を行った。
最も回答を集めたのは「家電量販店」で48.6%(141人)と、約半数であった。それに次いだのは「ネット通販」で24.1%(70人)。この割合は、今回調査した製品の中では最も高い値だ。なお、パソコンに次いでネット通販の割合が高かったのは「携帯オーディオプレーヤー」で20.4%であった。
ネット通販に次いだのは「パソコン専門店」で13.1%(38人)。それ以外の回答は10%未満となった。
次に携帯電話を見てみよう。携帯電話は今回調査したデジタル製品の中で、最も特色のある結果が出ている。携帯電話を所有している286人に「あなたがお使いになっている携帯電話はどこで購入しましたか」との質問を行った。
最も回答を集めたのは「携帯電話会社のショップ」で55.9%(160人)。いわゆる「ドコモショップ」や「au ショップ」などだ。これらのショップでは、携帯電話の購入時には契約や手続きを同時に行うこともあり、専門のスタッフが応対してくれるので、不安も少ない。
それに次いだのは「一般の携帯電話ショップ」で19.9%(57人)。一般の携帯電話ショップは、新規ユーザー獲得などのために、最新機種がかなりの安値で入手できるようなこともあるのが魅力だ。
「携帯電話会社のショップ」と「一般の携帯電話ショップ」をあわせると75.8%となり、4人に3人は携帯電話専門のショップで携帯電話を購入していることになる。
「家電量販店」は18.2%(52人)と、パソコンの場合に比べて半数以下となっているが、それでも3位であった。なお、それ以下の回答は5%未満だ。
最後にデジタルカメラの結果を見てみよう。デジタルカメラを所有している222人に「あなたはデジタルカメラをどちらで購入しましたか」との質問を行った。
デジタルカメラの場合は、パソコンと同様に「家電量販店」が最も回答を集めたが、63.1%(140人)と、パソコンよりも家電量販店の割合が高い。
それに次いだのは「ネット通販」12.2%(27人)だが、逆にパソコンの場合の半数程度となっている。3番目に回答を集めたのは「カメラ店」で9.9%(22人)であった。
そのほか、携帯オーディオプレーヤーや、CD-R/DVD-R などのサプライ用品についても調査したが総じて家電量販店の比率が高い。
デジタル製品の購入方法は、このように家電量販店が圧倒的なのだが、契約や手続きの面倒な携帯電話は、キャリアのショップや携帯電話ショップなど、携帯電話専門店で購入されている。
パソコンの世界では、著名な専門店が店を閉じるなど、さびしい話題も聞こえてくるが、携帯電話の世界では「餅は餅屋」ともいえる状況のようだ。