東レインターナショナル、業務用バイオ式生ゴミ処理機「エコロファージ」を販売開始
業務用バイオ式消滅型*生ゴミ処理機エコロファージ(TM)<ECOLOPHAGE(TM)>の本格販売開始について 東レインターナショナル(株)(東京都中央区、社長:渡部 毅、東レ(株)100%出資)は、このたび、(株)和喜産業(島根県松江市、社長: 宇田川 和義)と共同で業務用バイオ式生ゴミ処理機「エコロファージ」を開発し、本年2月より本格販売を開始します。本機は脱臭機能に加えて、従来の生ゴミ処理機には無かった排水処理機能を新たに装備し、処理残渣(ざんさ)や副生物が発生しないことから、残渣の取り出しが不要な他、生ゴミの連続投入が可能です。 「エコロファージ」は業界初の3槽構造で、繊維質の多い生ゴミなどを除き、24時間以内に300kg/日の生ゴミを処理できます。 第1槽で高い分解能力を持つ微生物を混合したバイオ液を自動散布、攪拌して野菜、肉、魚などの生ゴミを微生物分解し、第2槽で分解後の汚泥を有機物を含んだ水分にまで更に分解します。その後、残った排水を反応槽に送り、特殊加工を施した木片層に散水流下して、ろ過・分解します。処理後の排水は河川の水質と同等レベルのBOD(生物化学的酸素要求量)10ppm未満で、排水基準を達成しました。本体サイズは幅3.3メートル、奥行き1.7メートル、高さ2.3メートルで、本体価格は1,700万円(税抜)です。 当社は本機を、食品リサイクル法に伴い食品廃棄物の削減に取り組む自治体、スーパーマーケット、食品加工、給食センターなどに販売展開し、初年度(平成19年度)2.5億円の売り上げを目指します。また、1日の処理量が500kg、1,000kgの大型機についても現在開発中です。尚、2月28日より東京ビッグサイトで開催される「第41回2007スーパーマーケット・トレードショー」に出展します。*消滅型:微生物分解では生ゴミに含まれる無機物まで分解出来ないため完全消滅では有りません。≪エコロファージ(TM)の特徴≫ I.3槽構造で徹底的に生ゴミを微生物分解して処理残渣や副生物を発生させません。 II.処理排水は排水基準をクリアーしそのまま放流出来ます。 III.定期的なバイオ液自動散布により微生物の活性度の高い環境を維持します。 IV.攪拌作動の時間が少なくランニングコストを抑えます。 V.臭気を微生物で吸着分解し悪臭を低減します。≪生ゴミ分解過程≫ 添付資料をご参照ください*黒い土のように見えるのは菌床(そば殻)です。