シャトル打ち上げ3か月前、異例の乗組員1人追加
米航空宇宙局(NASA)は3日、8月に打ち上げるスペースシャトル「エンデバー」の乗組員を1人追加すると発表した。
別の便へ乗り換えることになった要員分の穴埋めだが、乗組員は通常、打ち上げの約1年前から全員が一丸となって訓練を続けており、3か月前になっての追加は異例。2010年のシャトル退役までに国際宇宙ステーションを完成させるため、飛行日程も作業内容も余裕のない状況が浮き彫りになった。
エンデバーには当初、国際宇宙ステーション滞在の交代要員が乗る予定だったが、飛行計画全体の遅れに伴い、交代が1便前へと変更されていた。