MS・ヤフー合併交渉、グーグルに対抗狙う…米紙報道
世界最大のソフトウエアメーカー、米マイクロソフト(MS)と、インターネットポータル(玄関)サイト最大手の米ヤフーが合併交渉に入ったことが4日明らかになった。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)など複数の米メディアが報じた。
同紙などによると、合併交渉は、ネット検索市場で首位の米グーグルに対抗する狙いだ。マイクロソフトとヤフーは、ネット検索事業と検索内容に連動した広告が表示される「検索連動型広告」事業の強化を経営課題としている。マイクロソフトがネット事業(MSN)を切り離し、ヤフーと統合する案も出ているという。
ただ、交渉は初期の段階で、決裂する可能性もある。両社は1年前にも合併の可能性を探ったが、合意に至らなかったという。
マイクロソフトとヤフーの広報担当者はそれぞれ、読売新聞に対して「憶測やうわさにはコメントしない」と話した。