海保職員PCから情報がネット流出、禁止のウィニー使用
海上保安庁は5日、今年3月まで同庁装備技術部で航空機の調達業務を担当していた男性職員の私有パソコンから、同庁が昨年度に購入した航空機の仕様書の一部データがファイル交換ソフト「ウィニー」を介してインターネット上に流出したと発表した。
仕様書には同庁が業務上必要とする航空機の大きさや性能などが含まれるが、同庁では、流出したのは作成途中のデータで、秘密情報や部外秘に該当する内容は含まれていないとしている。
同庁によると、データの流出は今月2日午後11時ごろ。4日未明に外部から通報を受け、確認した。男性職員が過去に私有パソコン内に保存していたデータが流出したとみられる。同庁では、ほかに流出した可能性がある業務関連情報がないかどうかを調べている。
同庁は、私有パソコンを含めて「ウィニー」の使用を全職員に禁止している。