インド、戦闘機126機購入を決定 欧米企業が熱視線
インド国防省は29日、新たに戦闘機126機を購入することを決めた。機種はまだ選定されていないが、購入費の総額は約4000億ルピー(約1兆2000億円)とも言われ、欧米の軍事企業が熱い視線をおくっている。
具体的な購入期間などは明らかになっていないが、国防省筋はPTI通信に「最初の購入契約は3年以内に締結する見込み」と語った。
民間機関の推計では、インド空軍は戦闘機約600機を持つ。冷戦時代に旧ソ連と関係が緊密だったことを反映してほとんどがロシア製で、老朽化していた。
一方、隣国のパキスタンは米国からF16戦闘機を購入するなど増強を進めており、インドも更新の必要に迫られていた。
今回は、ロシア以外に、米国、フランス、スウェーデンなどの軍事企業が供給先の候補に挙がっている。