大統領にエイズ治療薬の「お告げ」=患者らから賛辞、専門家は懸念-ガンビア
米CNNテレビ(電子版)は16日、エイズのまん延に悩むアフリカ西部のガンビアで、ジャメ大統領の夢に先祖が現れて授けたとする治療薬がエイズ患者・エイズウイルス(HIV)感染者に処方されていると報じた。医療専門家らの間では「患者たちに誤った希望を抱かせる」と懸念が広がっている。 ジャメ大統領が夢で告げられた治療薬は、7種のハーブ・香辛料を混ぜ合わせた、どす黒い薬湯。10年前にHIVに感染したことが分かった54歳の男性は、4週間にわたって薬湯を飲み続けた結果、「14キロも体重が増え、自分が別人のようになったと感じる」と証言。「大統領の夢の治療薬」には賛辞が相次いでいる。 しかし、実際に効果があるかどうかは検証不能。医療専門家は、患者が延命効果のある抗レトロウイルス薬による治療をやめて薬湯の服用に走ることを心配している。