2007年4月26日木曜日

米トリビューン、最大250人の削減計画 球団も売却へ

米トリビューン、最大250人の削減計画 球団も売却へ

 米メディア大手トリビューン(本社・シカゴ)は23日、傘下の米紙ロサンゼルス・タイムズとシカゴ・トリビューンの人員を最大で計250人削減する計画を明らかにした。広告収入と新聞購読収入が減少しているため、経費削減策に踏み切った。今月2日に発表した有力投資家の買収提案受け入れによる経営再建策の一環と見られる。
 削減計画は、ロサンゼルス・タイムズで100~150人、シカゴ・トリビューンで100人。早期退職を募り、目標人員に達しなければ一部解雇も検討する。
 トリビューンは今月2日、有力投資家サム・ゼル氏の買収提案受け入れを発表。ゼル氏と従業員持ち株制度を通じた同社員の双方で全株を取得し、株式非上場となる計画で、保有する大リーグ球団シカゴ・カブスも売却する方針だ。