2007年4月22日日曜日

営業事務の仕事

営業事務の仕事

営業事務は派遣のオフィス系の仕事の中でも、一般事務に次いで求人数が多い仕事です。また、人気職種ランキングでも毎回高順位にランキングされる職種でもあります。今回はこんな営業事務の仕事を詳しく解説します。
営業事務の仕事内容営業事務の仕事を一言で表現すると、営業担当者のサポート業務です。1名の営業事務(アシスタント)が、だいたい、3~5名の営業担当者をサポートする場合が多いようですが、プロジェクトによってはマンツーマンであったり、10人近くを数名でサポートする事もあるようです。サポートの内容は企業や職場によっても様々ですが、代表的な仕事は以下の3つです。
■書類作成、伝票の発行業務見積書や注文書、契約書類などの作成、また、納品書・受領書・請求書等の伝票発行、そしてこれらの書類の管理などをします。また、社内会議資料や、顧客へのプレゼンテーション資料の作成を手伝う場合もあります。
では、物やサービスを売る営業の仕事の流れとはどのようなものなのでしょうか? 営業事務をより理解するために確認してみましょう。
例えば、お客様に商品を売るには、その商品の価格を決めなければいけません。それを算出したものが見積書です。そして、見積の金額で合意が得られれば、商談成立となり、お客様に注文書や、契約書類に必要事項を記入してもらいます。(商談成立までの過程で、戦略会議やプレゼンテーションなどが行われます。)
次に商品を手配し、指定の日時、場所に納入します。一般的には、商品に納品書と受領書を添えて納入します。商品の一覧を記したものが納品書で、確かに受け取ったという確証としてお客様から受領書を返却してもらいます。
そして、最後に代金を請求するために請求書を発行します。これが一連の流れです。

■受注・発注業務上の流れで紹介した、商品を手配する作業が受注・発注業務です。具体的な受発注の手順は、商品の型番、個数、納入場所、納期などを専用のオンライン機器や、インターネットを利用した社内システムに入力する作業が中心です。また、これに付随して、在庫管理や売掛金の管理を行う場合もあります。

■電話・来客応対営業の現場で働くことになりますから、仕入先やお客様の来訪、電話は頻繁にあります。電話応対では納期の問合せに答えたり、納期日程の変更や調整を行う場合もあります。

営業事務に必要なスキル見積などの書類作成業務がありますので、ワード・エクセルは必須スキルです。また、社内の会議資料や、顧客向けのプレゼンテーション資料等の作成業務を行う場合はパワーポイント、また稀ですが、顧客情報などをデータベースで管理している場合は、アクセスのスキルが求められる場合もあります。
営業事務の求人を見てみると、ワード・エクセルのスキルや経験があれば、営業事務は未経験でも応募可能というものが目立ちます。もし、パワーポイントやアクセスに自信がないという人は、事前に派遣会社にワード・エクセル以外のスキルの必要性などを確認しておくと安心です。
受発注の入力は、基本的なパソコンの操作ができれば特に心配はありません。型番や個数を正確に入力することに心がけましょう。
電話応対では、簡単な在庫確認、納期の回答や調整を任せられるも場合もありますので、基本的な電話応対のマナーや、コミュニケーション能力は必要です。
職場やプロジェクトによって、1人でだいたい何人くらいの営業担当者をサポートするのかということも異なってきますので、あらかじめ、派遣会社にサポートする人数を確認しておくと仕事のイメージがしやすくなります。

一般事務との違い、向いているタイプは?受発注や、伝票発行業務など、一般事務より専門的な仕事が多くなりますので、時給に関しては、営業事務の方がだいたい20円から30円くらい高く設定されている場合が多いようです。
しかし、専門的とはいえ、求められるOAスキルについては一般事務と特に差はありません。どちらかといえば、営業担当者や顧客など人と関わる機会の多い仕事になりますので、ヒューマンスキルが重視されます。
営業事務の仕事は、営業担当者の個性や、顧客の特徴を理解し、様々な出来事に臨機応変に対応するのが得意な人、また、人と関わるのが好きという人に向いている仕事です。