派遣スタッフ満足度調査
人材業界唯一の専門誌「月刊人材ビジネス」は、第8回「派遣スタッフから見た満足度調査」を、1日明らかにした。
派遣業界が「量から質」の時代に入り、スタッフ不足の傾向が強まる中、派遣各社の人材確保に向けた努力をうかがわせる結果となっている。
調査は18項目で、派遣登録の電話問い合わせ―登録の受け付け―就業開始―契約終了の業務フローに沿って、5段階評価で各派遣会社への満足度を聞いている。
最大のポイントは、「今後もこの派遣会社から仕事をしたい」という『再購入』の意思と、「この派遣会社を友人に勧める」という『口コミ』の意思の2点だ。
回答者が挙げた派遣会社は400社以上にのぼったが、回答した派遣スタッフ数が最も多かった6社に絞って満足度を公表した。
今回は、調査の主眼となる「再購入率」「口コミ率」の両項目とも「リクルートスタッフィング」が首位となった。
これに「再購入率」で「テンプスタッフ」「パソナ」「マンパワー・ジャパン」、「口コミ率」で「パソナ」「テンプスタッフ」「マンパワー・ジャパン」がいずれも小差で続いている。
もっとも、これまで8回の首位は頻繁に入れ替わっており、満足度で1社だけ飛び抜けた存在はない。
前回(昨年9月)調査では、大手6社の満足度が全項目でアップした。
今回も、各項目の満足度は前回とほぼ0・1ポイント差の範囲で推移しており、各社のスタッフ確保への努力は継続されているようだ。首位の「リクルートスタッフィング」は、就業期間中の支援について評価が高く、前回2冠だった「マンパワー・ジャパン」は、今回も登録段階での評価が高かった。
ただ、それぞれの派遣会社で「ぜひ働きたい」「良い仕事があれば働きたい」という再購入肯定派が63・7%と前回(62・0%)を上回った反面、その派遣会社では「あまり仕事をしたくない」「決して仕事をしたくない」という再購入否定派も18・3%と前回(16・3%)より増えている。
また、その派遣会社を友人に「間違いなく勧める」「たぶん勧める」という口コミ肯定派は47・6%と前回(48・1%)よりわずかに低下。逆に、「たぶん勧めない」「決して勧めない」という口コミ否定派が23・2%と前回(22・2%)より増えており、口コミによるスタッフ確保は楽観できないようだ。