同窓会・人材派遣会社と連携
札幌国際大(札幌市清田区、小山忠弘学長)は22日、卒業生の転職支援のため、同窓会、人材派遣会社との間で三者提携を結んだ。就職しても長続きしないとされる若年層の仕事探しやキャリア形成を支援し、少子化時代の大学のセールスポイントにもする狙いだ。
提携したのは、同大学の同窓会静華会と人材派遣・コンサルティング会社アデコ東日本営業本部(群馬県高崎市)。同大学の前身の旧札幌静修短大開学から40周年となるのを記念した事業で、同窓会が費用を負担する。アデコは道内外の求人紹介、キャリアカウンセリングの専門家派遣、面談によるコンサルティングのほか、就職支援セミナー、面接や履歴書の指導なども実施し、大学の卒業生の転職、再就職を支える。
同大学によると、新卒時だけでなく、卒業後の転職まで大学が支援する制度は道内で初という。
アデコによると、06年3月時点で、道内では卒業3年後の離職率が、大学で41・2%(全国平均35・7%)、短大で45・6%(同43・5%)で、いずれも全国平均を上回っている。