2008年1月23日水曜日

卒業後も転職など支援 札幌国際大

同窓会・人材派遣会社と連携

 札幌国際大(札幌市清田区、小山忠弘学長)は22日、卒業生の転職支援のため、同窓会、人材派遣会社との間で三者提携を結んだ。就職しても長続きしないとされる若年層の仕事探しやキャリア形成を支援し、少子化時代の大学のセールスポイントにもする狙いだ。

 提携したのは、同大学の同窓会静華会と人材派遣・コンサルティング会社アデコ東日本営業本部(群馬県高崎市)。同大学の前身の旧札幌静修短大開学から40周年となるのを記念した事業で、同窓会が費用を負担する。アデコは道内外の求人紹介、キャリアカウンセリングの専門家派遣、面談によるコンサルティングのほか、就職支援セミナー、面接や履歴書の指導なども実施し、大学の卒業生の転職、再就職を支える。

 同大学によると、新卒時だけでなく、卒業後の転職まで大学が支援する制度は道内で初という。
 アデコによると、06年3月時点で、道内では卒業3年後の離職率が、大学で41・2%(全国平均35・7%)、短大で45・6%(同43・5%)で、いずれも全国平均を上回っている。

2008年1月21日月曜日

離転職希望のホームヘルパー63%

離転職希望のホームヘルパー63%

 介護事業所で働いているホームヘルパーを対象に、八戸大学の篠崎良勝専任講師が実施したアンケートで、収入の少なさなどを理由に離職や転職を考えているとの回答が63%に上ったことが10日、分かった。

 介護保険制度がスタートした2000年度の10月時点と比べ、40ポイントも増えており、介護現場の人手不足を裏付ける深刻な状況があらためて浮き彫りになった。

 内訳は「常に考えている」が17%、「よく考えている」が46%。

 理由を複数回答で尋ねたところ「希望の収入が得られない」(67%)、「介護労働への社会的評価が低い」(49%)との回答が多く、自由記述からは「意見を聞いてくれない」といった不満の声もあった。

 調査は昨年、12都道県の介護サービス事業所に勤務しているヘルパー250人にアンケートを送付、135人から回答を得た。

 篠崎氏は「収入を引き上げることも大切だが、もっとヘルパーたちの声に耳を傾けてほしい。経営サイドは面談を早期に実施し、一般企業よりもきめ細かいフォローアップが必要だ」と語る。

生産量、開戦前に迫る イラクの石油、治安改善で

生産量、開戦前に迫る イラクの石油、治安改善で

 イラクの石油生産量が、二○○三年のイラク戦争開戦直前レベルに迫る日量約二百五十万バレルまで回復している。治安改善に伴い、武装勢力によるパイプライン攻撃が減少したことなどが理由。石油収入の分配を定める石油法案の成立のめどは立たないが、国家財政の大半を石油収入に依存する中、石油省は価格高騰を追い風に輸出の拡大を急いでいる。

 石油省によると、現在、日量約二百万バレルを輸出。多くが有数の油田を抱える南部バスラ州から積み出されている。輸出拡大に向け先月十七日には、国営の石油タンカー企業がバスラ港で二十七年ぶりに新型タンカーの進水式を行った。

 また先月、武装勢力の攻撃をたびたび受けていた北部キルクークからトルコのジェイハンを結ぶパイプラインが再開、米軍に破壊されたキルクークとシリアのバニヤスを結ぶパイプラインの再開も決まった。具体的な日程は明らかでないが、ロシア企業が再開に向けた調査を進めている。

 「日量三百万バレルまでの生産拡大を計画している」。石油省報道官は外資の石油会社などと開発契約交渉がいくつも進んでいると胸を張る。ロイター通信によると、国際通貨基金(IMF)当局者は○七年に1・3%だったとされる国内総生産(GDP)成長率は、石油生産の好調を維持できれば○八年と○九年には7%を超えるとしている。

 一方で、イラク北部のクルド自治政府が海外の石油会社などと独自に締結している油田の開発契約について、中央政府は石油法案の審議が継続中であることを理由に「契約は違法」との立場を崩していない。

 今月十七日には、石油省が自治政府側と契約を結んだ海外の石油会社との協力関係の停止を決めたことが明らかになるなど、好調な石油生産は中央政府と自治政府の対立を深める要因にもなっている。

2008年1月17日木曜日

エンジニアに特化した求人サイト開設 インテリジェンスインテリジェンスは、担当領域や開発フェーズといった項目で検索できるエンジニア向け求人情報サイトを1月14日に開設する。

エンジニアに特化した求人サイト開設 インテリジェンスインテリジェンスは、担当領域や開発フェーズといった項目で検索できるエンジニア向け求人情報サイトを1月14日に開設する。

 総合人材サービスのインテリジェンスは1月10日、エンジニアの求人に特化した情報サイト「DODAエンジニア」を1月14日に開設すると発表した。

 転職情報を扱うWebサイト「DODA(デューダ)」内に開設する。DODAが持つIT業界および家電業界などのエンジニアの求人情報を集約する。公開当初は400件以上の求人情報を掲載する。

 サイトは「IT系」「モノづくり系」という検索軸を用意し、スキルや専門分野、担当領域、開発フェーズなどの検索項目を増やした。エンジニアに特化したキャリアアップ支援のコラムといったコンテンツも拡充している。集客力の強化とサービスの利用促進を目指す。

2008年1月8日火曜日

米 IBM、イスラエルの XIV 買収でストレージ強化

米 IBM、イスラエルの XIV 買収でストレージ強化


米 IBM は2日(現地時間)、イスラエルのテルアビブに本社を置くストレージ テクノロジーの非公開企業 XIV を買収したことを発表した。XIV は IBM のシステムズ アンド テクノロジー グループの IBM System Storage 部門に統合される予定。買収の金銭的条件は公表されていない。
IBM System Storage のゼネラル マネジャー、Andy Monshaw 氏は、「XIV の買収によって、長期的な IBM のシステム インフラストラクチャー ポートフォリオがさらに強化されることとなり、IBM は Web 2.0アプリケーション、デジタル アーカイブ、デジタル メディアといった新しいストレージ ビジネスの機会に取り組む上で、絶好のポジションにつくことができる」と述べる。
XIV の NEXTRA アーキテクチャーは、動的なスケーラビリティー、故障時の自己修復、最適なパフォーマンスのための自己調整を可能にすると同時に、急激に処理量が増加するシステム環境における管理上の負担をなくす。また、システム コンポーネント全体のリソース活用を自動的に最適化するよう設計されているため、管理や構成が容易で、パフォーマンスやデータの可用性を改善する。

音楽 SNS の Last.fm、HMV ジャパンとアフィリエイトで提携

音楽 SNS の Last.fm、HMV ジャパンとアフィリエイトで提携

英国発の音楽コミュニティサイトである Last.fm は2008年1月7日、 HMV ジャパンとのアフィリエイト提携を発表、これにより、 Last.fm ユーザーは同サイトで見つけた音楽を、 HMV オンラインで購入できるようになった。
Last.fm ユーザーが「お気に入りアーティストページ」で購入希望タイトルをクリックすると、 HMV オンラインから CD や DVD の購入、ダウンロードができる仕組み。
またこの提携により、 Last.fm のリコメンドシステムを通じて、日本のアーティストも、世界のユーザーに向けたプロモーションを展開できるようになる、とのことだ。
Last.fm 創設者で CEO の Felix Miller 氏は今回の提携について、「日本の HMV とチームを組めることに、ポジティブな意気込みを感じている。有名無名に関わらず、日本のミュージシャンが今まで手の届かなかったファンにも、音楽を販売する機会ができる。音楽の発見、これがLast.fmのすべて。この提携は日本の音楽ファンを、音楽をもっと楽しむための次のステージに引き上げることに大きく貢献するだろう」、とコメントしている。
Last.fm は2006年に エキサイトと業務提携、 日本語版も運営している。