2007年8月25日土曜日

「マン索ねっと」で大規模修繕マニュアルを公開/JRシステム

「マン索ねっと」で大規模修繕マニュアルを公開/JRシステム

 鉄道情報システム(株)(JRシステム)は2日、同社が運営する「マン策ねっと」(www.mansaku-net.jp)において、大規模修繕工事の実施手順やポイントを取りまとめたウェブ版マニュアル「マンション改修ナビ」の公開をスタートした。
 「マンション改修ナビ」は、集合住宅向け情報誌「アメニティ」を発行している(株)東京プランニングが制作。新居に入居してから、あるいは前回の工事から次回の大規模修繕工事の実施までのプロセスを項目別にガイダンス化したもので、順序に従って読めば、大規模改修工事までの流れと要点が理解できる。また各項目では、関連する行政機関、団体や企業のホームページとリンク。幅広い情報を入手可能にしている。

大規模修繕

2007年8月21日火曜日

EMC、VoIP 環境の管理ソリューションを投入

EMC、VoIP 環境の管理ソリューションを投入


EMC (NYSE:EMC) は20日、VoIP および IP テレフォニ環境用の管理ソリューション『Smarts VoIP Performance Manager』および『Smarts VoIP Performance Reporter』の提供開始を発表した。これで同社の VoIP 展開が強化される。
EMC は両管理製品で用いるため、Integrated Research から『PROGNOSIS』技術のライセンス供与を受けている。Integrated Research は、VoIP 管理技術の主要会社だ。
両 VoIP 管理製品は、VoIP 環境の可用性を維持するための製品で、PROGNOSIS 技術によって、ジッターや遅延の指標を提供するなど、VoIP におけるパフォーマンス問題の原因について検出や分析を行なう。
同社の発表によると、両 VoIP 管理製品は、通話、内線通話、音声品質、電話サービスの可用性、通信サービスプロバイダとの相互接続に関する情報を提供するという。
さらに、通話量、通話品質、経路パターンを監視することで、サービス品質が一定の水準に達しているかどうかをチェックし、パフォーマンスと傾向についてリアルタイムおよび時系列のレポート生成も行なう。
これらの新管理ツールは、IP テレフォニシステムとして『Cisco Unified Communications Manager (元 Unified CallManager)』と『Avaya Communications Manager』をサポートしているが、『Microsoft Office Live Communications Server』には対応していない。
EMC の上級製品マネージャ Peter Charland 氏は、新たなレポート生成ツールとパフォーマンス管理ツールについて、同社のインフラ管理製品ファミリ『EMC Smarts』を補完するもので、他のシステム管理ソリューションとも併用が可能だと述べた。
EMC の新管理ツールの料金は、IP テレフォニ環境の構成と通話量によって異なり、電話機1台あたり25ドルから35ドルとなっている。EMC は、2004年にリアルタイム システム管理のノウハウを持つ Smarts を買収した。そして2006年には nLayers を買収し、アプリケーション検出およびマッピング技術を獲得している。


転職

2007年8月17日金曜日

フューチャー、全日食チェーン IT システムをメインフレームから Solaris と Oracle に

フューチャー、全日食チェーン IT システムをメインフレームから Solaris と Oracle に

ボランタリーチェーン(VC)大手の全日食チェーンの本部機能を担う全日本食品は2007年8月8日、 IT コンサルティングのフューチャーアーキテクト(旧フューチャーシステムコンサルティング)と共同で、商品供給、物流、リテールサポート、加盟店などを含む IT システム「HEART ONE」を構築した、と発表した。

今回テスト稼動を開始したのは、本部・協同組合・店舗を結ぶ基盤ネットワークと情報系システムで、在庫管理機能を強化して、各加盟店の在庫データを基に推計できるようにした。

全日食チェーン加盟店は全国で約1,800店あまりで、地域別の14の協同組合、本部機能を担う全日本食品を通じた共同仕入れのスケールメリットを生かし、単独チェーンや個人商店では解決困難な問題でも、各地区の協同組合を軸に解決を目指している。

全日本食品では、経営戦略とIT との統合の再検討で、経営トップが率いる BPR プロジェクトチームをフューチャーアーキテクトと結成し、 VC 全体の業務プロセスの再検討、および業務システムの再構築プロジェクトを2005年から開始した。

これまで、システムベンダーへの依存度が強く保守費用が高いメインフレームベースのシステムを利用していたが、加盟店・協同組合・本部が消費者のニーズ活用するのが難しかった。

そこで、オープンシステムアーキテクチャーをベースにした新システム、 HEART ONE を構築した。

HEART ONE は、 Sun「Solaris 10」を中心とした Unix サーバー群で構成、ミドルウェアにはフューチャーの Java ベースフレームワーク技術であるリアルタイムフレームワークアーキテクチャを用いたアプリケーションサーバー、 DB は「Oracle Real Application Clusters 10g」(Oracle 10g RAC)。負荷分散と並列処理を行い、大量データ処理の高速化と無停止運用(計画停止を除く)を実現している。

なお、Solaris 10、StorageTek QFS と Oracle 10g RAC の組み合わせは、日本初の導入事例とのこと。

全日本食品では、今後も物流システムなどの基幹系システム全体を刷新、 2008年春には請求データの電子化までを計画している。