2007年3月4日日曜日

エンタープライズ Linux 市場の現状

エンタープライズ Linux 市場の現状

進化する企業
20年以上の間、企業、科学技術、政府、および教育機関の各環境を中心に、UNIX はサーバー分野で非常に重要な役割を担ってきた。しかし、従来の UNIX ベンダー各社はふたつのライバル製品にますます厳しい戦いを強いられつつある。Microsoft Windows Server 製品が企業のバックエンドを中心に大々的に進出してきたほか、それほどではないにせよ、激しい競争を挑んできたのが Linux だ。
Microsoft サーバーは UNIX からの大規模なプラットフォームの転換を意味することになるが、Linux に顧客を囲い込むのはさほど大きい変化ではない。当初、1991年に趣味のプロジェクトとして開発が始まった Linux は、営利目的の UNIX インプリメンテーションに代わる無償の代替製品というアイデアが発端だった。Linux は、その外観も機能も人気の高い UNIX システムを手本にしているが、そのコードには保護された UNIX コードの派生部分がなく、自由に利用可能なオープンソースとなっている。
単独で Linux に代わるプラットフォームや製品は存在しない。Linux は、基本的にはオープンソースのカーネルにオープンソースのツール一式を組み合わせたものであり、さまざまな形態や規模のファンによってパケージング、カスタマイズ、および配布が行われている。ディストリビューションのなかには、エンドユーザーのデスクトップ用途に最適化されたものもあれば、軽量サーバー用、組込アプリケーション用、汎用などに最適化されたものもある。
最初に Linux を開発するときにビジネスに対する関心はなかったが、自由という特性を持ったことから、ベンダー各社が独自に Linux ベースのプラットフォームを開発・販売する可能性は残された。また、15年間にわたってボランティアが開発を行ってきたことから Linux の信頼性や存在価値には疑問も生じたが、IBM や Sun などの一流企業が自社のプロプライエタリな UNIX プラットフォームに加えて Linux を採用したことで、それも消えていった。そして、有力企業と新興企業の両方が、Linux の開発に対する投資を拡大していった。IBM だけでも、50億ドルという研究開発関連予算のうち10億ドルを Linux に投資している。
Linux サーバーの売上高は UNIX サーバーの3分の1にも満たないが(175億ドルに対して53億ドル)、このふたつの市場はそれぞれ逆の方向に進んでいる。Linux 市場が上昇を続ける一方で、UNIX 市場は1990年代後半をピークに、毎年着実に減少を続けている。調査会社の IDC は、Linux サーバーの売上高は2008年までに UNIX との差を半分に縮め、およそ110億ドルに達するとの予想を示している。
特にエンタープライズ分野で Linux の成長を支える重要な要因のひとつが、ハードウェアの柔軟性だ。IBM、HP、そして Sun が販売する主要 UNIX プラットフォームはこれまで、これらのベンダー各社のハードウェアソリューションと密接なつながりを持っていた。Linux はさまざまなハードウェアに対応できるため、購入する側は長期的な束縛を回避することができる。
エンタープライズ Linux プラットフォームは発展しつつある市場だが、その市場はまだ十分なバランスがとれていない。エンタープライズ Linux 市場は、Red Hat と Novell/SUSE が長年独占してきた。だが、ここ最近の Sun、Oracle、さらには Microsoft の動きにより、このような長期にわたる2社独占状態にも変化の兆しが見えつつある。

W41K・W41SA は電池、Sweets cute はアドレス帳不具合、ソフト改修へ

W41K・W41SA は電池、Sweets cute はアドレス帳不具合、ソフト改修へ

KDDI、沖縄セルラー電話は、2007年3月2日、au 携帯電話「W41K」と「W41SA」において、充電制御方法に問題があり、使用方法によっては、携帯電話の使用時間が短くなる、電池パックが膨らむなどの事象が発生するため、ソフトウェア改修を実施すると発表した。
該当2モデルの2月25日時点の稼働台数は、W41K が21万4,683台、W41SA が42万1,207台となっている。
無線ネットワークを利用したソフトウェア更新機能「ケータイアップデート」により、改善済みソフトウェアへの更新が3月2日より実施される。
また、女児向け携帯電話「Sweets cute」においては、「かんたん機能設定」から、アドレス帳を2件以上連続して登録した場合、登録した相手からの通話の着信音、メール受信音が鳴らなくなるなどの不具合が発生している。こちらも、ソフトウェア改修で対応が行われる。
「Sweets cute」の2007年2月27日現在の稼働台数は3,165台。
具体的には、「かんたん機能設定」から、アドレス帳を2件以上連続して登録した場合、2件目以降に登録した相手との通信において、登録した相手からの通話の着信音、Eメール、Cメール受信音が鳴らないほか、「簡単留守メモ」が動作する設定をしている場合、登録した相手から着信すると、電話機の電源が再起動する。
ほかに、登録した相手からの着信時に、着信画像が表示されない、登録した相手からの着信時およびCメール受信時に、着信ランプが表示されない、Eメール受信時は、着信ランプ表示が点灯したままになるといった現象もある。
発生原因は、「かんたん機能設定」のソフトウェア不良により、通話着信、Eメール・Cメール受信に関する一部の機能が動作しないために発生したという。
こちらも「ケータイアップデート」により、改善済みソフトウェアへの更新が行われる。アップデートの提供は3月6日から。
いずれの件も、対象ユーザーには、後日個別に書面で案内が行われるほか、Web サイトでも案内される。

ノキア、コンパクトな GSM 携帯端末「Nokia 6070」の国内発売を発表

ノキア、コンパクトな GSM 携帯端末「Nokia 6070」の国内発売を発表

ノキア・ジャパンは、2007年3月2日、GSM のトライバンド(GSM900/1800/1900)携帯端末「Nokia 6070」を、Nokia store、Nokia @O-parts lifestyle shop およびノキアのオンラインショップにて、3月9日より販売開始すると発表した。
Nokia 6070は、シンプルなストレート型のデザインを採用し、大きめの見やすいカラーディスプレイ、メッセージ送信やダイヤルのしやすいキーパッドを備えた、コンパクトな海外用携帯端末。カラーは、ライト・ブルーとダーク・グレーの2色を用意。
FM ステレオラジオ、マルチメディア メッセージング(MMS)などの機能も搭載されるほか、Java ゲームの利用もできる。
価格はオープン価格だが、ノキア・オンラインショップ価格は2万2,260円(税込)。なお、実際の通信に必要な(U)SIM カードは、通信事業者や SIM カードプロバイダとの契約が別途必要となる。

KDDI と富士通、富士通研究所がモバイル WiMAX 用高効率増幅器を開発

KDDI と富士通、富士通研究所がモバイル WiMAX 用高効率増幅器を開発

2006年5月より、モバイル WiMAX システム(IEEE 802.16e-2005)に適用可能な高効率増幅器について共同で開発に取り組んできた KDDI、富士通、富士通研究所 は、2007年3月2日、高い電力効率をもつモバイル WiMAX 用増幅器の開発に成功したと発表した。
KDDI は、モバイル WiMAX システムの導入に向けて設備費・運用費削減を図るべく、基地局の小型化及び低消費電力化の検討を進めてきた。
特に増幅器は、基地局装置の性能を左右するものであり、高効率化により小型・省スペース化、軽量化、低消費電力化、静音化、高信頼化(メンテナンスフリー化)を図ることができるとともに、電力設備や空調設備などの付帯設備類も小型化、低コスト化できる。
富士通は、富士通研究所で開発・改良した窒化ガリウム HEMT(High Electron Mobility Transistor:高電子移動度トランジスタ)デバイスを適用し、高効率増幅回路の最適化設計及び3Gシステムで実績のあるデジタルプリディストーション技術を改良。
これによって、出力電力 25W、動作周波数 2.5GHz 帯で、現行3Gシステムにおける増幅器との比較において、2倍にあたる約30%の電力効率の送信増幅器を試作開発し、実用化に目処を付けた。
この増幅器技術の導入により、屋外基地局装置のサイズ・消費電力を従来と比較し約半減させることが期待でき、設置スペースの大幅削減、バックアップ用バッテリーの小型化が実現される。
また、富士通はモバイル WiMAX を含む移動通信用基地局装置での実用化を進め、2007年からシステムに組み込むと同時にパワーアンプ単体ビジネスにも取り組むという。

FOMA で遠隔監視やライブ配信を実現する「くっきりカメラ屋内用」

FOMA で遠隔監視やライブ配信を実現する「くっきりカメラ屋内用」

株式会社メガチップス・システムソリューションズは、2007年3月2日、NTT ドコモの FOMA のテレビ電話機能を利用した映像配信サービス「Vライブ オープンタイプ」に対応したエンコード機能付ライブカメラ「くっきりカメラ屋内用」の販売を、3月下旬より開始すると発表した。
「くっきりカメラ屋内用」は、NTT ドコモのVライブ対応の FOMA へ最大で30台同時に映像配信が可能になる製品。この製品を用いることで、誰でも簡単に小・中規模のイベント配信や、家族の見守りなどが可能となる。
発売価格はオープン。対応機種は、テレビ電話対応 FOMA(2101Vシリーズ、M1000、NM850iG、SIMPURE L、SIMPURE L1、SIMPURE Nを除く)。

ノキア、Bluetooth ワイヤレスヘッドセットに新製品

ノキア、Bluetooth ワイヤレスヘッドセットに新製品

ノキア・ジャパン株式会社は2日、Bluetooth を採用したワイヤレスヘッドセット「BH-200」と「BH-700」を3月9日に発売することを発表した。
BH-200は、耳にかけるタイプのワイヤレスヘッドセット。伸縮素材のイヤーフックが付いていおり、左右どちらの耳にかけても利用できる。重量は14g、連続通話時間は最大5時間30分、連続待受時間は最大150時間。
BH-700は、直接耳に装着するタイプ。イヤループを使えば耳に掛けて通話できる。使っていないときにはストラップを付けて、アクセサリー感覚で首から掛けて持ち運べる。重量は10g、連続通話時間は最大6時間、連続待受時間は最大160時間。
両製品とも使用範囲は半径最大約10メートル、ペアリング最大機種数は最大8機種、使用時1機種となっている。Bluetooth 対応の携帯電話と接続すれば、受話・終話、リダイヤル、音声ダイヤル、ミュート、音量調節などの操作をヘッドセットから行えるようになる。
ノキア・オンラインショップ価格は、BH-200が7,980円、BH-700が1万1,025円(いずれも総額)。

ジェネシス、統合コンタクトセンターソリューション「Genesys 7.5」

ジェネシス、統合コンタクトセンターソリューション「Genesys 7.5」

フランスの通信ソリューション大手 Alcatel-Lucent の子会社である Genesys Telecommunications Laboratories は2月14日(現地時間)、コンタクトセンター用ソフトウェアの新バージョン「Genesys 7.5」を、4月以降順次リリースすると発表した。
Genesys 7.5 のプラットフォームとなる「Customer Interaction Management Platform」は、コンタクトセンターを単なるコストセンターから、顧客からの問い合わせ数と対応できる社内リソースのバランスをリアルタイムに調整しながら、営業成果を最大化することのできる統合サービスセンターへの転換を支援するもの。
リリースされる主な4つの機能は以下のとおり。
・リソースの統合と仮想化・プロアクティブなコンタクト管理・レポーティング・分析・支店や遠隔地に常駐する担当者の統合
顧客サービスのベストプラクティスのコンサルタント会社、McGee-Smith Analytics 社長兼主席アナリスト Sheila McGee-Smith 氏は次のように述べている。
「Genesys 7.5 を導入することにより、顧客企業は最新の IP 技術を活用し、Genesys SIP Server を使って、複数の拠点や支店を統合できる。さらに、ジェネシスの高度なルーティング機能を用いて、アウトソーシング契約および(または)契約ベースのサービスレベル契約のコスト構造を再検討することが可能になる。つまり、Genesys 7.5 の機能によって、アウトソーシング企業および委託企業ともに、リソースを最適化することができる」