2007年10月2日火曜日

3Com、22億ドルの自社売却により株式非公開会社に

3Com、22億ドルの自社売却により株式非公開会社に


ネットワーク製品ベンダー 3Com は9月28日、同社を投資会社 Bain Capital Partners が22億ドルで買収すると発表した。3Com は柔軟性を多少なりとも獲得するため、以前から株式非公開化を求めていたが、これが実現する格好だ。


買収手続きは、株主および規制当局による承認を受けた後、2008年第1四半期に完了する見通しだ。買収額は 3Com 株1株につき現金5.30ドルとなっており、9月27日の 3Com 株終値に対して44%のプレミアムを乗せた計算になる。


3Com 社長兼 CEO の Edgar Masri 氏は、同日午前に行なった投資家たちとの電話会見の中で次のように述べた。「企業の立場から見ると、株式非公開会社になることで、株式公開会社であり続けるための厳しい要求に縛られず、より柔軟に事業計画を実行できるようになる」


「株式公開会社のように四半期単位で強い集中を求められることなく、われわれは株式非公開会社として、当社の長期戦略的目標により集中できる。経営陣は、株価への短期的な影響を心配せずに、明快な決断を行なえる」


また Masri 氏によると、Bain による買収の一環として、中国のネットワーク製品ベンダー Huawei Technology も 3Com の少数株主となり、商業的および戦略的パートナーになるという。


電話会見では Huawei が受け持つ役割の詳細は明らかにならなかった。3Com は数週間以内に、Huawei 関与の詳細を含む書類を米証券取引委員会 (SEC) に提出する予定だ。


なお 3Com と Huawei は、以前にも関係を持っていた。両社は2003年、競合大手 Cisco に価格引き下げで対抗しようと、合弁会社 Huawei-3Com (H3C) を立ち上げ、後に 3Com が H3C を完全子会社化した経緯がある。


Masri 氏によると、3Com は1年以上前から株式非公開化を検討しており、多数の選択肢を調べた後、取締役会が全員一致で Bain の買収案を受け入れ、株主たちに提案することを承認したという。

サイトM&A

DoubleClick 買収を巡って Google と Microsoft が聴聞会で証言

DoubleClick 買収を巡って Google と Microsoft が聴聞会で証言


総額31億ドルにのぼる Google の DoubleClick 買収計画を巡り、これが独占禁止法に抵触するかどうかを調査する上院司法委員会の聴聞会が27日に開かれ、Google と Microsoft 双方の法務担当者が論争を繰り広げた。


買収を阻もうとしている Microsoft の法務顧問 Brad Smith 氏は、両社の合併が認められれば「パブリッシャや広告主にとって不利益となる。最も重要なのは消費者の不利益にもつながることだ」と証言を開始した。


Smith 氏は、全世界における検索広告費の70%は Google の『AdWords』を利用したものであり、Google はすでに検索広告分野の支配企業となっていると述べ、オンラインディスプレイ広告企業の DoubleClick を買収すれば、検索以外の広告費のおよそ80%も Google が手中にすることになると指摘した。


こうなると Google は「あらゆる形式のオンライン広告において圧倒的に支配的な立場」になると Smith 氏は述べている。


さらに、同氏は「史上最大のユーザー情報データベース」が一企業の管理下に置かれることに対して、プライバシーに関する問題も提起しようとした。具体的に言うと、検索だけではなく、DoubleClick が広告を配信しているサイト全体にわたるユーザー行動をも追跡したデータベースが構築されるということだ。


「合併によって、Google はユーザーがインターネットで見たものやしたことのほぼ全てを記録し、その情報をターゲット広告に利用しようとするだろう。その結果『ググられる』という表現にまったく新しい定義が加わることになる」と Smith 氏は述べた。


反競争的行為を禁じたシャーマン反トラスト法が米国で制定されて以来、「最大の競合企業を買収することで成功を得ることは誰も許されない」と司法委員会に訴えて、Smith 氏は証言を終えた。
これに対し、Google の最高法務責任者 David Drummond 氏は次のように述べて最初の反論の口火を切った。


「当社の DoubleClick 買収は独禁法に抵触しない。それは Google と DoubleClick が補完的な事業を行なっており、互いに競合する立場にないという単純な理由からだ。DoubleClick は広告や広告枠を売買しているわけではない。広告主とパブリッシャの話がまとまった段階で広告の配信を可能にする技術を提供し、広告主とパブリッシャに広告に関連する統計情報を提供しているだけだ」


サイトM&A

2007年9月30日日曜日

あなたは会社への不平・不満をきちんと伝えているか?

あなたは会社への不平・不満をきちんと伝えているか?


どんな会社・職場で働いていても、不平・不満はなくならないものである。酒の席で愚痴としてうやむやにしていくのか、それともオフィシャルに申し立てをするのか。世の働き手はどうしているのだろう?



労使コミュニケーションにつき44%は「良好」、16%は「悪い」と回答


「良い会社」の条件のひとつは、労使間のコミュニケーションがうまくとれていることである。つまり、雇用組織側は経営の状況や意志を充分に現場に伝えようとし、逆に、現場の従業員1人1人は、組織側にさまざまな意見を伝えられるという、そういう方法や仕組みをきちんと持っていることである。たとえ業績が良くても、組織側が情報を閉じて経営を密室でやっていたり、現場社員の不平・不満にいっさい聞く耳を持たなかったりすれば、その会社の業績は、早晩、続かなくなることは必至だろう。
さて、一般的に労使のコミュニケーションはどのような状況なのだろうか。厚生労働省が行なった『労使関係総合調査(労使コミュニケーション調査)』(平成16年)の数値を拾ってみよう(調査は事業所への調査と、働く個人への調査の両方が行なわれたが、以下の数値は、働く個人が回答したものを紹介する)。
「あなたの事業所での労使コミュニケーションはどの程度良好ですか?」に対し、「非常に良い」と「やや良い」は合わせて44.0%。「どちらともいえない」が40.1%。「やや悪い」と「非常に悪い」が合わせて15.9%だった。労使コミュニケーションは良好であることが当然というスタンスに立てば、この現況は及第レベルということになろうか。しかし、6社に1社は、コミュニケーションが悪い状態にある。なお、コミュニケーションが悪いと回答する傾向は、事業所の規模が小さくなるほど強まっていく。すなわち、小規模な事業所ほど、労使間での意思疎通がなされなくなる現状だ。小さな会社ほど、経営と現場従業員との距離が短くなると思いがちであるが、実際はその逆の調査結果となっている。
その理由として、小規模な事業所ほど、労働組合を持っていなかったり、社内報などのメディアを持っていなかったりすることもあるだろう。同調査でも、労使の協議内容をどういう方法で知るかとの設問に対し、「労働組合の広報資料等」が64.1%、「朝礼・職場懇談会」が38.5%、「社内報等」が34.4%、「労使協議会報」が26.1%となっている。会社にとって、こうしたコミュニケーションチャネルを多様に持つことは重要なことである。現在では、社内のネットワークだけで閲覧できるイントラネット上にいろいろな情報を開示するやり方や、経営者によっては、社長ブログによって、自らの考えを社員に伝えるやり方も行なわれている。



不平不満を申し立てる人・申し立てない人・申し立てられない人


「過去1年間に、あなたの処遇等についての不平・不満を事業所に申し立てたか?」との設問に対し、13.7%が申し立てをしたと回答している。その内容は、「日常業務の運営に関すること」(48.2%)、「賃金、労働時間等労働条件に関すること」(45.7%)、「人事(人員配置・出向、昇進・昇格、定年制)に関すること」(41.5%)が上位にきており、以下、「人間関係問題」、「教育・訓練関連」、「福利厚生関連」、「安全・衛生関連」、「男女差別・セクハラ関連」と続く。
その際の申し立て方法は、「直接上司へ」が77.8%、「労働組合を通して」が15.1%、「自己申告制度によって」が10.2%、「苦情処理委員会等へ」が1.5%となっている。
また一方、過去1年間に特に申し立てをしなかった人の割合は86.3%だが、「なぜ、不平・不満を申し立てたことがないのか?」との問いに対し、「特に不平・不満がないから」が47.9%、「申し立てたところでどうにもならないから」が31.9%、「不平・不満を申し立てる正式のルートがないから」は10.6%であった。
真の労使コミュニケーションの良好化は、不平や不満があれば、正式にそれを表明して伝えられることにある。日本の組織風土では、往々にして、部下の不平・不満は、上司と酒を酌み交わして、うやむやにガス抜きされるという伝統文化があるが、言うべきときはオフィシャルなルートを通じてきっぱり言うという姿勢を現場の社員は持つべきだろう。それが、結局は中長期的に、会社も個人も満足する道なのである。
その職場で、納得して気持ちよく働き続けていくためには、対人コミュニケーションのみならず、対雇用組織コミュニケーションが必要なのだ。

転職 転職

2007年9月20日木曜日

グーグル、テレビ分野の人材を募集

グーグル、テレビ分野の人材を募集


 Googleがテレビ事業に対する同社の取り組みを強化しようとしていることが、このほど公開された人材募集から明らかになった。


 同社の進めるテレビ関連の取り組みは、今年に入って公開されたテレビ番組検索のプロトタイプを含め、常に進化してきた。そして、米国時間21日には、同社のウェブサイトに掲載された人材募集の告知が、いくつかのブログで話題となっていた。


 この募集の内容によれば、Googleは同社の検索/広告技術を利用して、視聴者の体験を向上させるような製品を開発するのに役立つ人材を捜しているという。Googleは「ユーザーがテレビを観る際の振る舞いを形成している重要な市場のトレンドを見つけ出す」人材を求めていると述べている。


 Googleによる取り組みの背景には、インターネットとビデオ検索、テレビが1つに集約されていくなかで、YahooからAmerica Onlineに至るまで数多くのプレイヤーがこの流れから利益を得ようとしているとの事情がある。

 Googleでは検索と広告の各技術を結びつけた製品を開発し、ユーザーがビデオや最新の番組をダウンロードする際にこれが使われるようにしたいと考えている。


転職 転職

2007年8月25日土曜日

「マン索ねっと」で大規模修繕マニュアルを公開/JRシステム

「マン索ねっと」で大規模修繕マニュアルを公開/JRシステム

 鉄道情報システム(株)(JRシステム)は2日、同社が運営する「マン策ねっと」(www.mansaku-net.jp)において、大規模修繕工事の実施手順やポイントを取りまとめたウェブ版マニュアル「マンション改修ナビ」の公開をスタートした。
 「マンション改修ナビ」は、集合住宅向け情報誌「アメニティ」を発行している(株)東京プランニングが制作。新居に入居してから、あるいは前回の工事から次回の大規模修繕工事の実施までのプロセスを項目別にガイダンス化したもので、順序に従って読めば、大規模改修工事までの流れと要点が理解できる。また各項目では、関連する行政機関、団体や企業のホームページとリンク。幅広い情報を入手可能にしている。

大規模修繕

2007年8月21日火曜日

EMC、VoIP 環境の管理ソリューションを投入

EMC、VoIP 環境の管理ソリューションを投入


EMC (NYSE:EMC) は20日、VoIP および IP テレフォニ環境用の管理ソリューション『Smarts VoIP Performance Manager』および『Smarts VoIP Performance Reporter』の提供開始を発表した。これで同社の VoIP 展開が強化される。
EMC は両管理製品で用いるため、Integrated Research から『PROGNOSIS』技術のライセンス供与を受けている。Integrated Research は、VoIP 管理技術の主要会社だ。
両 VoIP 管理製品は、VoIP 環境の可用性を維持するための製品で、PROGNOSIS 技術によって、ジッターや遅延の指標を提供するなど、VoIP におけるパフォーマンス問題の原因について検出や分析を行なう。
同社の発表によると、両 VoIP 管理製品は、通話、内線通話、音声品質、電話サービスの可用性、通信サービスプロバイダとの相互接続に関する情報を提供するという。
さらに、通話量、通話品質、経路パターンを監視することで、サービス品質が一定の水準に達しているかどうかをチェックし、パフォーマンスと傾向についてリアルタイムおよび時系列のレポート生成も行なう。
これらの新管理ツールは、IP テレフォニシステムとして『Cisco Unified Communications Manager (元 Unified CallManager)』と『Avaya Communications Manager』をサポートしているが、『Microsoft Office Live Communications Server』には対応していない。
EMC の上級製品マネージャ Peter Charland 氏は、新たなレポート生成ツールとパフォーマンス管理ツールについて、同社のインフラ管理製品ファミリ『EMC Smarts』を補完するもので、他のシステム管理ソリューションとも併用が可能だと述べた。
EMC の新管理ツールの料金は、IP テレフォニ環境の構成と通話量によって異なり、電話機1台あたり25ドルから35ドルとなっている。EMC は、2004年にリアルタイム システム管理のノウハウを持つ Smarts を買収した。そして2006年には nLayers を買収し、アプリケーション検出およびマッピング技術を獲得している。


転職

2007年8月17日金曜日

フューチャー、全日食チェーン IT システムをメインフレームから Solaris と Oracle に

フューチャー、全日食チェーン IT システムをメインフレームから Solaris と Oracle に

ボランタリーチェーン(VC)大手の全日食チェーンの本部機能を担う全日本食品は2007年8月8日、 IT コンサルティングのフューチャーアーキテクト(旧フューチャーシステムコンサルティング)と共同で、商品供給、物流、リテールサポート、加盟店などを含む IT システム「HEART ONE」を構築した、と発表した。

今回テスト稼動を開始したのは、本部・協同組合・店舗を結ぶ基盤ネットワークと情報系システムで、在庫管理機能を強化して、各加盟店の在庫データを基に推計できるようにした。

全日食チェーン加盟店は全国で約1,800店あまりで、地域別の14の協同組合、本部機能を担う全日本食品を通じた共同仕入れのスケールメリットを生かし、単独チェーンや個人商店では解決困難な問題でも、各地区の協同組合を軸に解決を目指している。

全日本食品では、経営戦略とIT との統合の再検討で、経営トップが率いる BPR プロジェクトチームをフューチャーアーキテクトと結成し、 VC 全体の業務プロセスの再検討、および業務システムの再構築プロジェクトを2005年から開始した。

これまで、システムベンダーへの依存度が強く保守費用が高いメインフレームベースのシステムを利用していたが、加盟店・協同組合・本部が消費者のニーズ活用するのが難しかった。

そこで、オープンシステムアーキテクチャーをベースにした新システム、 HEART ONE を構築した。

HEART ONE は、 Sun「Solaris 10」を中心とした Unix サーバー群で構成、ミドルウェアにはフューチャーの Java ベースフレームワーク技術であるリアルタイムフレームワークアーキテクチャを用いたアプリケーションサーバー、 DB は「Oracle Real Application Clusters 10g」(Oracle 10g RAC)。負荷分散と並列処理を行い、大量データ処理の高速化と無停止運用(計画停止を除く)を実現している。

なお、Solaris 10、StorageTek QFS と Oracle 10g RAC の組み合わせは、日本初の導入事例とのこと。

全日本食品では、今後も物流システムなどの基幹系システム全体を刷新、 2008年春には請求データの電子化までを計画している。